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タオルを部屋干しすると臭う理由は?ニオイを防いで乾かす方法を解説

2025/09/29

タオルを部屋干しすると臭う理由は?ニオイを防いで乾かす方法を解説

タオルを部屋干しすると、どうしても雑菌が繁殖しやすく、その結果ニオイが発生してしまいます。こうした「部屋干し特有のニオイ」をできるだけ防ぐためには、「タオルをよく振ってから干す」「扇風機やエアコンの近くに干す」など、ちょっとした工夫が効果的です。

さらに、「こまめに洗濯槽を掃除する」「洗濯槽に洗濯物を詰め込みすぎない」といった普段の習慣を意識しておくことも大切です。

本記事では、タオルを部屋干しすると臭う理由や、ニオイを防ぐ干し方のコツをご紹介します。

タオルを部屋干しすると臭い理由

タオルを部屋干ししたときに臭ってしまう原因としては、主に以下が挙げられます。

  • 雑菌が繁殖している
  • 洗濯槽の汚れがタオルに移ってしまう

雑菌が繁殖している

タオルが湿った状態の写真

タオルを部屋干しした際の嫌なニオイは、モラクセラ菌やマイクロコッカス菌といった雑菌の繁殖によって発生します。

洗濯後、タオルが湿った状態が長く続くと、その間に空気中や繊維に残った菌がどんどん繁殖してしまいます。とくに部屋干しは外干しよりも乾燥に時間がかかるため、雑菌が増えやすい環境です。そのため、タオルを清潔に気持ちよく使い続けるには、菌を増やさないようできるだけ素早く乾かすことが重要です。

洗濯槽の汚れがタオルに移ってしまう

洗濯槽内部のイメージ

どれだけしっかり洗濯したつもりでも、洗濯槽そのものが汚れているとタオルに菌やカビが移り、ニオイの原因となります。とくに洗濯槽の裏側には湿気がこもりやすく、知らず知らずのうちにカビや皮脂汚れが蓄積している可能性も。

そのため、洗濯槽を定期的に洗って清潔に保つことが大切です。基本的には、市販の洗濯槽クリーナーを使って「2〜3ヶ月に1回程度」、タオルの洗濯回数が多ければ、「1ヶ月に1回程度」のペースで掃除するのがおすすめです。

臭わないようにするために!タオルを部屋干しする際のコツ

部屋干しのニオイを防ぐには、干す際に以下のコツを意識しましょう。

  • タオルをよく振ってから干す
  • 扇風機やエアコンの近くに干す
  • 洗濯物同士が重ならないよう間隔を空ける
  • 干す際の形を工夫する

タオルをよく振ってから干す

タオルを振って空気を含ませている様子の写真

タオルを干す前に、10~20回程度パタパタとしっかり振りましょう。こうすることで、繊維の間に空気が入って水分が抜けやすくなり、乾きが早くなります。また、タオルの繊維が立ち上がるため、ふっくらとした肌触りも生まれます。

洗濯後にしっかり振らずに干すと、タオルの繊維がぺたんとつぶれた状態のままで乾きにくく、ゴワついた仕上がりになってしまうため要注意です。干す前の一手間で、乾きやすさと仕上がりが大きく変わるため、ぜひ習慣化してください。

扇風機やエアコンの近くに干す

タオルを扇風機やエアコン風の当たる場所に干している写真

タオルの部屋干しでニオイを防ぐには、風をうまく活用することが効果的です。扇風機やエアコン、サーキュレーターなどを使い、空気をしっかり循環させて早く乾かしましょう。

具体的には「部屋の中央にタオルを干して扇風機に当てる」「エアコンの風が届く場所にタオルを干す」といったイメージです。

洗濯物同士が重ならないよう間隔を空ける

複数のタオルが間隔を空けて干されている写真

タオルを干す際は、隣の洗濯物と間隔を空けて干しましょう。空気の通り道を作ることで、タオルに風が当たる面積が大きくなり、より均一に乾きやすくなります。逆に密集した状態で干すと、風が通らず湿気がこもり、ニオイの原因となるため気をつけましょう。

干す際の形を工夫する

干し方を工夫して空気を通りやすくすることで、部屋干しでもより効率的に乾かせます。例えば、以下のような干し方がオススメです。

蛇腹干し

タオルをジグザグに折って干すことで、風の通り道を確保できます。

タオルをジグザグ(蛇腹)に折って干している写真

囲み干し

大きめのタオルを横長にして上側を洗濯バサミで挟み、角ハンガーをぐるりと1周させるように干す方法です。

タオルを角ハンガーなどで囲み状に干している写真

三角干し

物干し竿に対してタオルを斜めに掛け、逆三角形のようなイメージで干す方法です。

タオルを斜め/三角形状に掛けて干している写真

上記のように干すことで、タオルに空気が当たる面積が増え、乾きやすさがアップします。どれも簡単に取り入れられるため、ぜひ試してみてください。

部屋干しのニオイを防ぐために普段から意識すべきポイント!

部屋干しのニオイを防ぐためには、普段から以下のポイントを意識しましょう。

  • こまめに洗濯槽を掃除する
  • 洗濯後はすぐに干す
  • 洗濯槽に洗濯物を詰め込みすぎない
  • 適切な加工が施されているタオルを選ぶ

こまめに洗濯槽を掃除する

洗濯槽クリーナーで洗浄された洗濯機の写真

先ほども解説したように、洗濯槽の中に蓄積した汚れは、部屋干し臭の原因になります。一見清潔に思えても、洗濯槽の裏側にはカビや皮脂汚れが付着しているため、洗濯のたびにタオルに雑菌が移ってしまうかもしれません。

市販の洗濯槽クリーナーを使えば、簡単に掃除できます。洗濯の頻度にもよりますが、「2〜3ヶ月に1回程度(洗濯回数が多ければ1ヶ月に1回程度)」のペースで掃除しましょう。

洗濯後はすぐに干す

洗濯後すぐに干されているタオルの写真

洗濯後すぐ干さず、濡れたまま長時間放置してしまうと、タオルの中で雑菌が一気に繁殖し、嫌なニオイが発生する原因となってしまいます。そのため、洗濯が終わったらなるべく早めに干すのが鉄則です。

洗濯槽に洗濯物を詰め込みすぎない

洗濯槽に余裕を持たせて洗濯物を入れている様子

洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると、洗濯槽の中で十分に洗濯物が動かないため汚れが落ちにくく、結果的にタオルにニオイが残りやすくなります。また、タオルと他の洗濯物がこすれ合うことで繊維がつぶれるため、ごわつきの原因にも。

まんべんなくしっかり洗うためには、目安として洗濯物を「洗濯槽の7割程度」に抑えるよう意識することがオススメです。

適切な加工が施されているタオルを選ぶ

制菌・防臭加工タオルのイメージ商品写真

普段から部屋干しが多いという方は、タオル選びからこだわってみましょう。例えば「制菌・防臭加工によってニオイの発生を防ぐ」「速乾性があるため洗濯後に乾きやすい」というように、適切な機能を持つタオルを選ぶことで、ニオイを防いで快適に使えます。

制菌・防臭加工が施されたタオルをお探しであれば、ぜひ「制菌・防臭 ホテルスタイルタオル」シリーズの購入をご検討ください。このタオルには制菌・防臭加工が施されているため、部屋干しでも臭いません。「ハンド・スタンダードフェイス・ビッグフェイス・バス」の4種類を取り揃えているため、ご自身の用途に合わせて使い分けられます。

可能ならコインランドリーの乾燥機を活用しよう

コインランドリーの乾燥機の写真

雨の日や湿度が高い日は、どうしても家庭での部屋干しだけでは乾きが遅くなり、ニオイも発生しやすくなります。そのような場合は、コインランドリーの乾燥機を活用することも有効です。高温で一気に乾かせるので雑菌の繁殖を抑えられ、タオルもふっくらと仕上がります。

ふっくらとした厚手タオルを手に取って質感を確認しているイメージ

とくに厚手のバスタオルなどを部屋干しすると時間がかかるため、週に1回だけでもコインランドリーを利用することがオススメです。ただし、素材によっては乾燥機不可のタオルもあるため、必ず事前にチェックしておきましょう。

コツを押さえてタオルを快適に部屋干ししよう!

タオルを部屋干しする時は、「よく振ってから干す」「風を当てる」などのちょっとした工夫でニオイを防げます。

さらに、干すタイミング以外にも、日常的に「こまめに洗濯槽を掃除する」「洗濯後はすぐ干す」などの習慣を取り入れることも大切です。毎日使うタオルだからこそ、少しの工夫で気持ちよく使い続けましょう。

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