- タオルの豆知識
タオルの臭いの原因とは?対処法や臭い防止でやるべき日常の対策などを解説!
2025/06/20

目次
毎日使うタオル。ふわっと顔や体を拭いたときに、なんだかイヤな臭いがすると気分も下がってしまいますよね。
実はその「タオルの臭い」は、モラクセラ菌やマイクロコッカス菌といった菌が原因です。快適に使い続けるためには、「60℃以上のお湯で煮沸消毒」「酸素系漂白剤や重曹でつけ置き」といった対策が必要になってきます。
この記事では、タオルの臭いの原因や、臭いをスッキリ取る方法、さらに毎日のちょっとした工夫でできる臭い予防のコツまで、わかりやすくご紹介します。
タオルの臭いの原因は?
「洗いたてなのに、なんでタオルが臭うの?」と思ったことはありませんか?まずはその原因を、きちんと知っておきましょう。
タオルの臭いの原因は、主に以下のような菌です。
- モラクセラ菌
- マイクロコッカス菌
- 黄色ブドウ球菌
これらは人の皮膚や衣類にも存在している菌で、湿った状態のまま放っておくと、どんどん増えてしまいます。例えば、濡れたタオルを洗濯カゴに入れたまま長時間放置したりすると、その間に菌が増殖し、イヤな臭いの原因に。
さらに、菌によっても発生させる臭いの種類や強さは異なり、「モラクセラ菌」は洗濯後でも残りやすく、あの独特な“生乾き臭”の元になると言われています。
また、「黄色ブドウ球菌」は皮膚常在菌のひとつで、肌荒れの原因にもなるため、毎日肌に触れるタオルは特に、清潔に保つことが望まれます。
そのため、正しい方法で菌の増殖を防ぐ対策をとることがとても重要です。
タオルの臭いを取る効果的な方法を紹介!
タオルの臭いを取るには、次のような方法が効果的です。
- 60℃以上のお湯で煮沸消毒する
- コインランドリーの乾燥機で乾燥させる
60℃以上のお湯で煮沸消毒する

タオルの臭いを取るには、60℃以上のお湯で煮沸する方法が効果的です。臭いの原因となるほとんどの菌は高温に弱いため、効率的に除去できます。鍋でお湯を沸かし、タオルを5分ほど浸けておくと、しっかり除菌できます。その後は触れる程度まで冷ましてから、すぐに通常通り洗濯・乾燥しましょう。濡れたままにしていると、再び菌が増殖してしまいます。
ただし、化学繊維など高温に弱い素材には不向きなので、綿素材など高温に耐えられるタオルに限定して行うようにしましょう。また、タオルによっては色落ちや変色する場合もありますので、ご注意ください。
コインランドリーの乾燥機で乾燥させる
コインランドリーの乾燥機を使うのもオススメです。高温でしっかり乾かせるので、菌を手軽に効率よく除去することができます。洗濯後はなるべく早く乾燥させることで、臭いが残りにくくなります。コインランドリーが近くにない場合は、家庭用乾燥機とサーキュレーターを併用して早く乾かす方法も効果的です。

タオルの臭いを予防するためにできる日頃の対策
タオルの臭いを防ぐためには、毎日の使い方やお洗濯の仕方にも、ちょっとした工夫が必要です。
すぐに実践できるポイントをまとめました!
- 洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎずたっぷりの水で洗う
- 濡れたタオルを放置しない
- 柔軟剤や洗剤を使いすぎないよう注意する
- 風通しのよい場所で干す
- 室内で干す場合は換気をする
- 定期的に洗濯槽を掃除する
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎずたっぷりの水で洗う

洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込むと、水がうまく全体へ行き渡らないため、汚れが残りやすくなります。そのため、洗濯物の量は「洗濯機の7割くらい」を目安にして、たっぷりの水で洗いましょう。
濡れたタオルを放置しない
使ったあとのタオルをそのまま置いておくと、それだけで菌が増えていってしまいます。できるだけ早く洗濯するか、すぐに干して乾かしましょう。

柔軟剤や洗剤を使いすぎないよう注意する

洗剤や柔軟剤は「たくさん使えばもっとキレイに洗える」と思ってしまいがちですが、実はそれは間違い。
洗剤や柔軟剤をたくさん使いすぎると、タオルに成分が残って菌のエサになり、結果的に臭いの原因となってしまいます。
パッケージに書かれている分量をきちんと守り、臭いを防ぎましょう。
風通しのよい場所で干す
洗ったタオルは、できるだけ風通しのよい場所で干しましょう。湿った状態で長く放置するほど、カビや菌が発生しやすくなります。日当たりのよいベランダや庭などで干すと、早く乾いて菌の繁殖も防げるでしょう。
ただし、長時間日に当てるとタオルが傷んだり固くなる原因になりますので、基本的には陰干しがオススメです。

室内で干す場合は換気をする

室内で干すときは、必ず換気しましょう。例えば、窓を開けたりサーキュレーターを回したりして風を通すだけで、乾きやすくなります。
定期的に洗濯槽を掃除する
洗濯槽にカビや汚れがたまっていると、洗濯するほどタオルに臭いが付着しやすくなります。市販の洗濯槽クリーナーを使って、2〜3ヶ月に1回は掃除することをオススメします。洗濯の頻度が高い場合は、1ヶ月に1回の掃除が理想的です。

臭いが気になる方におすすめのタオル
ホテルスタイルタオル
制菌・防臭シリーズ
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- 洗濯後も効果長持ち
- ボリュームがあるのに乾きやすい
まとめ
タオルの臭いは、モラクセラ菌や黄色ブドウ球菌などの菌が増えることで発生します。そのため、臭いが気になるな…と思ったら、「60℃以上のお湯で煮沸する」「酸素系漂白剤や重曹でつけ置きする」といった方法で、しっかり除菌しましょう。
また、「濡れたまま放置しない」「洗濯後はすぐに干す」といった日常のちょっとした工夫でも、臭いの発生を防ぐことができます。
毎日気持ちよくタオルを使えるように、今日からできることをぜひ試してみてくださいね。