- タオルの豆知識
タオルの黒ずみの落とし方を状態別に紹介!原因や日頃からやるべき予防策も解説
2025/07/15

目次
お気に入りのタオルに黒ずみが出てくると、ちょっと残念な気持ちになりますよね。
そんな黒ずみは、状態によって落とし方を変えることで、キレイにできます。軽めの黒ずみには「粉末洗剤で洗う」、頑固な黒ずみには「煮沸消毒」といった方法が効果的です。
また、洗濯槽を定期的に掃除したり、タオルをすぐ干したりすることも黒ずみの発生を防ぐためには大切なポイントです。清潔で気持ちよく使えるタオルを長持ちさせるためにも、正しい洗い方や保管方法を知っておきましょう。
この記事では、タオルの黒ずみの落とし方を状態別にご紹介するとともに、黒ずみの原因や日常でできる予防策についても解説します。
タオルの「軽度な黒ずみ」の落とし方
まずは、タオルの黒ずみが軽い場合の落とし方を解説します。
- 粉末洗剤で洗濯する
- 石鹸で揉み洗いする
粉末洗剤で洗濯する

軽い黒ずみであれば、一般的な粉末洗剤で洗うだけでも十分に落とすことができます。40℃前後のぬるま湯で、いつも通り洗濯すればOK。ただし、粉末洗剤はタオルに残りやすいので、できれば2回すすぐのがオススメです。
石鹸で揉み洗いする

黒ずみが部分的にある場合は、固形石鹸を使ってやさしく揉み洗いすると効果的です。
黒ずみ部分に直接石鹸をこすりつけ、ぬるま湯で数分ほど丁寧に揉み洗いしましょう。洗い終わったら、石鹸が残らないようしっかりすすぐのがポイントです。
タオルの「重度な黒ずみ」の落とし方
続いて、タオルの黒ずみがひどくなっている場合の落とし方を解説します。
- 煮沸消毒する
煮沸消毒する

鍋に水と洗剤、タオルを入れて5〜10分ほど煮る方法です。汚れや菌がしっかり分解されるので、頑固な黒ずみにも効果的です。
煮沸後は熱を冷ましてから水ですすぎ、普段通りに洗濯機で仕上げてください。煮沸中は火のそばを離れず、やけどや火災に十分ご注意ください。また、タオルが鍋底について焦げないよう、時々かき混ぜるのも忘れずに。
色落ちや変色する場合がありますので、台所用タオルや風呂用タオルなど、色落ちの心配が少なく、また、綿など高温に強い素材のタオルに限定して行いましょう。
タオルの黒ずみが発生する原因
タオルの黒ずみが発生する原因としては、大きく以下の3つが挙げられます。
- 皮脂・洗剤の残り・日常の汚れなどが蓄積する
- 黒カビが発生している
- 別の衣類から色移りする
タオルに黒ずみができる原因を知っておけば、予防や対処がしやすくなります。
皮脂・洗剤の残り・日常の汚れなどが蓄積する
皮脂や汗、洗剤の残りカス、空気中のほこりなどがタオルに残り続けると、徐々に黒ずみへと変化します。とくに、キレイにしたいあまり洗剤や柔軟剤を使いすぎると、タオルの繊維に成分が残り、黒ずみが発生しやすくなるため注意しましょう。
黒カビが発生している
濡れたまま放置されたタオルは、湿気を好む黒カビの温床に。また、洗濯槽自体にカビが生えていると、洗濯してもタオルに黒ずみが繁殖しやすくなるため注意しましょう。黒カビが一度発生するとタオルに根付いてしまうため、事前の予防がとても大切です。
別の衣類から色移りする
濃い色の服と一緒に洗濯すると、色移りによって黒ずみのような汚れが出ることがあります。とくに「新品の服と一緒に洗う」「白いタオルを洗う」といった場合は要注意。洗濯時には分けて洗うことをオススメします。
日頃から取り組めるタオルの黒ずみ予防策!
黒ずみを洗濯する手間を省くためには、普段から以下のような黒ずみ対策を取り入れてみましょう。
- タオルを濡れたまま放置しない
- 洗濯物を溜めずこまめに洗う
- 色・柄物は洗濯ネットで分けて洗う
- 洗剤や柔軟剤は適量を守って使う
- 風通しのよい場所で早めに干して乾かす
- 定期的に洗濯槽を掃除して汚れを除去しておく
タオルを濡れたまま放置しない

使い終わったタオルを、濡れたまま洗濯カゴに入れたり風呂場に置きっぱなしにしたりすると、菌やカビが発生しやすくなります。そのため、「使い終わったらすぐ洗う」「いったん乾かしてから洗濯機へ入れる」といった習慣を意識しましょう。乾燥機を活用して、すぐに乾かすことも有効です。
洗濯物を溜めずこまめに洗う

洗濯物が多すぎると洗浄力が落ちてしまい、汚れがしっかり落とせなくなります。そのため、なるべく1回の洗濯量を減らすと、衣類を十分に洗えて黒ずみも防ぎやすくなります。
色・柄物は洗濯ネットで分けて洗う

白いタオルと濃い色の衣類や新品の衣類を一緒に洗うと、色移りの原因になります。洗濯ネットで分けて洗えば、色移りだけでなく摩擦による生地の傷みも防げます。
洗剤や柔軟剤は適量を守って使う

「キレイにするために洗剤や柔軟剤を多く入れる」というのは実は逆効果。洗剤や柔軟剤を使いすぎると、成分がタオルの繊維に残って黒ずみへ変化しやすくなります。ボトルの説明通りの量を計って使いましょう。
風通しのよい場所で早めに干して乾かす

洗濯後は、なるべく時間を空けずに干すことが大切です。湿った状態が長く続くと、雑菌やカビが繁殖しやすい環境が作られて、黒ずみの原因に。室内干しの場合は、換気をしつつサーキュレーターや除湿機を併用すると、乾きやすくなります。
定期的に洗濯槽を掃除して汚れを除去しておく

洗濯槽にカビや洗剤カスが溜まっていると、タオルを含めた衣類にも汚れが移ってしまいます。そのため、市販の洗濯槽クリーナーなどを使い、定期的に掃除することを習慣にしましょう。
まとめ
タオルの黒ずみは、「粉末洗剤で洗う」「煮沸消毒する」といった方法で比較的簡単に落とせます。また、「タオルを濡れたまま放置しない」「こまめに洗濯する」「洗濯槽を清潔に保つ」など、日常的な保管方法や洗濯の仕方も気をつけることで、黒ずみの発生自体を防ぎ、より長持ちさせられます。
お気に入りのタオルを長く気持ちよく使い続けるために、毎日のケアを大切にしていきましょう。