- タオルの豆知識
なぜタオルは毛羽落ちする?原因や対策、付着物の取り方などを解説
2026/01/07
目次
タオルを使っていると、細かな繊維が衣類や身体に付いて困った経験がある方も多いのではないでしょうか。この現象は「毛羽落ち」と呼ばれ、タオルの表面から繊維が抜け落ちることで起こります。
実は、新品のタオルであっても、毛羽落ちはある程度避けられません。というのも、製造過程で付いた繊維や糸くずなどが、タオル表面に残っている場合があるためです。
とはいえ、日々の使い方やお手入れ方法を少し意識するだけでも、タオルの毛羽落ちは抑えられます。たとえば、「洗濯時の摩擦を減らす」ことや、「風通しのよい日陰で乾かす」といったことが大切です。
本記事では、タオルが毛羽落ちする原因をはじめ、日常でできる対策、さらに実際に毛羽落ちした場合の対処法まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
タオルの「毛羽落ち」とは?原因と合わせて解説
細かな糸くずや繊維が衣類に付着すると、見た目にも清潔感が損なわれてしまいますよね。また、身体に付着すると、不快なだけでなく痒みなどの原因になってしまうことも。まずは、この「毛羽落ち」が起こる原因について知っていきましょう。

タオルの「毛羽落ち」とは、使用や洗濯を繰り返すうちに、タオル表面の短い繊維が抜け落ちてしまう現象のことです。タオルは織物であり、綿など多くの繊維を撚り合わせた糸を材料としていますので、どうしても毛羽落ちの発生は避けられません。
また、新品のタオルでも、毛羽落ちは起こります。製造~流通の過程で付いた細かな繊維や糸くずなどが残っている場合があるため、使い始めのタオルは特に毛羽落ちしやすい傾向があります。

さらに、日々の洗濯方法も、毛羽落ちの発生に大きく関係します。洗濯機の中でタオルと他の衣類が強く擦れ合うと、生地が傷み、繊維が抜けやすくなります。
加えて、高温乾燥を頻繁に行ったり、長年の使用による経年劣化も、毛羽落ちを引き起こす要因です。
具体的なタオルの毛羽落ち対策
毎日タオルを使い、洗濯を繰り返す中で、毛羽落ちを完全に防ぐことは難しいものです。しかし、以下のポイントを意識することで、毛羽落ちの頻度は抑えられます。
- 摩擦が起きないよう洗濯する
- 過度に柔軟剤を使わない
- 風通しのよい日陰で適度に乾燥させる
- (新品のタオルの場合)購入直後に一度タオルを洗濯する
- こまめに洗濯機のお手入れをする
摩擦が起きないよう洗濯する

洗濯機に衣類を詰め込みすぎると、タオル同士や他の衣類と強く擦れ合い、繊維にダメージを与えます。その結果、毛羽落ちしやすくなってしまうのです。
そこで、洗濯物は「洗濯槽の7〜8割程度」を目安にしましょう。洗濯物に対して水量を多めに設定すると、衣類同士の接触が抑えられ、ダメージ軽減につながります。
また、「タオルを洗濯ネットに入れる」「タオル単独で洗濯する」といった方法も、摩擦を防ぎ、毛羽落ちを抑える対策として効果的です。
過度に柔軟剤を使わない

柔軟剤は、タオルをふんわり柔らかくしてくれますが、使いすぎには注意が必要です。過度に使用すると、繊維がコーティングされてタオルの織りがゆるみ、毛羽落ちしやすくなります。
さらに、吸水性の低下にもつながるため、柔軟剤は必ず規定量を守って使用しましょう。とくに、使い始めのタオルへの柔軟剤の使用は避けてください。
風通しのよい日陰で適度に乾燥させる

タオルを干す際は、直射日光に長時間当てないことがポイントです。強い紫外線は繊維を劣化させ、毛羽落ちの原因になります。
風通しのよい日陰で干せば、生地へのダメージを抑えつつ、しっかりと乾燥させることができます。
干す際は、以下の工夫を取り入れると、より効果的です。
- タオルをよく振ってから干す
- 扇風機やエアコンの近くに干す
- 洗濯物同士が重ならないよう間隔を空ける
- 干す際の形を工夫する
部屋干しの場合も、これらのポイントを意識すると乾きやすくなります。より詳しい干し方については、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:タオルを部屋干しすると臭う理由は?ニオイを防いで乾かす方法を解説
(新品のタオルの場合)購入直後に一度タオルを洗濯する

新品のタオルは、使う前に一度洗濯することをおすすめします。
使う前に洗うことで、製造時に残った細かな繊維や糸くずを落とせます。また、水洗いによりタオルの繊維が引き締まるため、その後の毛羽落ちも抑えられます。
新品のタオルを洗う際は、次の点を意識しましょう。
- 「タオルのみ」で洗濯する
- 水をたっぷり使う
- 洗剤や柔軟剤を使わず水のみで洗う
- 色物のタオルは分けて洗う
詳しい洗い方のポイントは、以下の記事で解説しています。
関連記事:新品タオルを使用前に洗う理由は?洗う際のポイントや長持ちさせるコツを解説
こまめに洗濯機のお手入れをする

洗濯槽の汚れやカビ、糸くずフィルターに溜まったゴミなどがタオルに付着し、毛羽落ちのような状態を引き起こすことがあります。そのため、洗濯機自体の定期的な掃除も欠かせません。
糸くずフィルターは、できれば1回洗濯する毎にお手入れするのがおすすめです。また、洗濯槽も市販のクリーナーで月に1回程度洗浄しておくと、さらに清潔さを保てるでしょう。
実際にタオルが毛羽落ちした際の対処法
丁寧に対策を行っていても、タオルの特性上、多少の毛羽落ちは起きてしまいます。
ここでは、実際に毛羽落ちが起きた場合の対処法を紹介します。
- タオルを大きく振って付着物を落とす
- ドライヤーで付着物を落とす
タオルを大きく振って付着物を落とす

洗濯後、干す前にタオルを大きく振ることで、表面に付いた毛羽や糸くずを落とせます。
タオルのパイルが立って、乾いた後ふんわり仕上がりやすい点もメリットです。
屋外で行えば、毛羽が室内に舞う心配もありません。
ドライヤーで付着物を落とす

ドライヤーの風を当てることで、タオル表面に残った毛羽を吹き飛ばす方法もあります。ただし、温風は繊維を傷める恐れがあるため、必ず冷風を使用しましょう。
なお、掃除機や粘着クリーナー(コロコロ)は、必要な繊維まで抜いてしまったり、タオルへのダメージが大きいため、使うことは避けてください。
毛羽落ちしにくいタオルを選ぶこともオススメ!
ここまで紹介した対策に加え、そもそも「毛羽落ちしにくいタオル」を選ぶのも一つの方法です。毛羽落ちしにくいタオルであれば、より快適な状態を保ちながら使い続けられます。
ヒオリエの「ホテルスタイルタオル」シリーズは、上質なコーマ糸(短繊維を取り除いた糸)を使用することで、毛羽落ち率0.057%を実現。毛羽落ちしにくいだけでなく、肌触りや吸水性、耐久性も優れているため、日常使いにぴったりなタオルです。
ホテルスタイルタオルの詳細や商品ラインナップは、以下のページからご確認ください。
また、パイルの面が少ない「ガーゼタオル」も、毛羽落ちしにくいタオルとしておすすめです。肌触りも柔らかで刺激が少ないので、赤ちゃんやお肌が敏感な方にも安心してお使いいただけます。
ガーゼタオルの詳細や商品ラインナップは、以下のページからご確認ください。
タオルの毛羽落ち対策や対処法を知ってタオルを長持ちさせよう
タオルを使用するうえで、毛羽落ちを完全に避けることは難しいものです。しかし、「洗濯時の摩擦を抑える」「柔軟剤を使いすぎない」など日々のちょっとした工夫で、毛羽落ちを抑え、快適な使い心地を長く維持できます。
毛羽落ちしてしまった場合は、干す前にタオルを振ったり、ドライヤーの冷風を当てたりして付着物を取り除く方法もあります。 さらに、毛羽落ちしにくい仕様のタオルを選べば、日々のお手入れもぐっと楽に。ぜひ、ヒオリエの「ホテルスタイルタオル」や「ガーゼタオル」を暮らしに取り入れてみてください。
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紹介した商品
執筆・監修
奥 英明
ヒオリエ 商品部 部長 タオルソムリエ
タオル製造業界で25年以上にわたり、商品企画および品質管理に従事。タオルの製造にも精通し、これまで数多くの製品開発を手がけてきた。「タオルソムリエ」の資格を持つタオルのプロフェッショナルとして、専門的な視点から日常に寄り添うタオルの選び方やケア方法を分かりやすく解説している。


















