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新品タオルを使用前に洗う理由は?洗う際のポイントや長持ちさせるコツを解説
2025/12/17
目次
新品のタオルはキレイに見えても、実は細かな糸くずやホコリ、製造過程で使われる糊などが残っていることがあります。そのため、使う前には必ず一度洗うのが基本です。「タオルだけで洗濯する」「水をたっぷり使う」などのポイントを押さえて洗うことで、より気持ちよく新品のタオルを使い始められますよ。
本記事では、新品のタオルを使う前に洗う具体的な理由や洗い方のコツ、清潔に長持ちさせるためのポイントなどをわかりやすく解説します。
新品のタオルは使う前に一度洗おう!その理由は?
タオルを新しく購入したら、使う前にまずは一度洗いましょう。その具体的な理由は、大きく分けて次の2つです。
- 製造時に付いた残留物(糊や糸くず、ホコリなど)を落とすため
- 繊維を引き締め、毛羽落ちを抑えるため
製造時に付いた残留物(糊や糸くず、ホコリなど)を落とすため

新品のタオルには、「製造~流通の過程で付いた細かな糸くずやホコリ」などが付着していることがあります。こうした目に見えにくい残留物を取り除き、新品のタオルを清潔に使うためにも、最初に洗うことが大切です。
また、タオルの製造過程で「糸を切れにくくするための糊」をつけるため、新品の状態ですとわずかに糊が残っていることもあります。それを最初に洗い落とすことで、本来の吸水性を引き出すことができます。
繊維を引き締め、毛羽落ちを抑えるため

新品のタオルは短い繊維が落ちやすく、毛羽落ちしやすい状態です。使い始めにたっぷりの水で洗うことでタオルの繊維が締まり、糸抜けしにくくなります。余裕がある場合は、最初にタオルだけで2~3回水洗いを繰り返しておくと、より毛羽落ちを抑えることができるでしょう。
新品のタオルを洗う際のポイント
新品のタオルを洗う際は、以下4つのポイントを意識しましょう。
- 「タオルのみ」で洗濯する
- 水をたっぷり使う
- 洗剤や柔軟剤を使わず水のみで洗う
- 色物のタオルは分けて洗う
「タオルのみ」で洗濯する

最初に洗うときは、タオル単独で洗濯しましょう。新品のタオルには糸くずや毛などが付いているため、他の衣類と一緒に洗うとそれらが移ってしまうことがあります。
もし他の衣類と洗いたい場合は、タオルを洗濯ネットに入れるのがオススメです。小さい洗濯ネットに詰め込むとタオル同士が擦れてしまうため、なるべく余裕がある大きさのものを使いましょう。
水をたっぷり使う

洗濯時は、水量を「多め」に設定しましょう。水が少ないと、糸くずや毛、ホコリなどの残留物を十分に洗い流すことができません。また、タオル同士の摩擦が起きやすくなり、生地を傷めてしまう可能性も。そのため、洗う際は「たっぷりの水でタオルを泳がせる」ことをぜひ意識してみてください。
洗剤や柔軟剤を使わず水のみで洗う

新品のタオルは、洗剤や柔軟剤を使わず水だけで洗うことが基本です。糸くずやホコリなどの残留物を落とす目的であれば、水だけでも十分に効果があります。
とくに柔軟剤はタオルの織りをゆるめてしまい、毛羽落ちしやすくなります。さらに、吸水性の低下にもつながるため、新しいうちの使用は避けましょう。
色物のタオルは分けて洗う

新品の色付きタオルは、初めのうちは染料が落ちやすいもの。とくに白いタオルと一緒に洗うと色移りする可能性があるため、色ごとに分けて洗うようにしましょう。
洗ったタオルを干す際もポイントを押さえよう!

新品のタオルを洗った後は「干し方」にも気を配りましょう。正しい方法で干すことで、タオルをすっきり乾かしながら、より長持ちさせられます。
まず、干す前のタオルを10~20回ほどパタパタと振って、寝た状態の繊維をしっかり立たせておきます。こうすることで繊維の間に空気が通りやすくなり、乾きも早くなります。
そして干す際は、タオル同士が重ならないよう広げて干すのがコツ。風の通り道を作っておくと、湿気がこもらずイヤなニオイの発生も防げます。
上記を含めた干し方のポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:タオルを部屋干しすると臭う理由は?ニオイを防いで乾かす方法を解説
タオルを劣化させず清潔に長持ちさせるためのコツは?
せっかくの新品タオルを劣化させず、清潔に長持ちさせるためには、日頃のお手入れも大切です。特に意識したいのは次の2点。
- ニオイを防ぐ工夫をする
- ふわふわ感を保つように洗う
ニオイを防ぐ工夫をする

タオルを濡れたまま放置すると、モラクセラ菌やマイクロコッカス菌などの雑菌が繁殖し、嫌なニオイの原因になります。とくにモラクセラ菌は洗濯後も残りやすく、あの独特な生乾き臭を発生させることも。
こうしたニオイを防ぐためにも、日頃から以下のポイントを意識しましょう。
- 洗濯物を詰め込みすぎず、たっぷりの水で洗う
- タオルを濡れたままで放置しない
- 柔軟剤や洗剤を使いすぎない
- 風通しのよい場所で干す
- 室内で干す場合は換気をする
- 定期的に洗濯槽を掃除する
もしニオイが発生してしまったら、60℃以上のお湯で煮沸消毒したり、コインランドリーの乾燥機でしっかり乾かすのがおすすめです。
タオルのニオイの具体的な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:タオルの臭いの原因とは?対処法や臭い防止でやるべき日常の対策などを解説!
ふわふわ感を保つように洗う

タオルを快適に使い続けるには、最初のふわふわ感をいかに長持ちさせるかも大切です。タオルの風合いを保つには、以下のように洗濯方法や干し方を工夫しましょう。
- たっぷりの水で洗う
- 洗濯ネットに入れて洗う
- 柔軟剤は控えめに
- 洗濯後はすぐに干す
- 干す前にパタパタ振る
こうしたポイントを意識するだけで、タオルのふわふわ感を長持ちさせながら気持ちよく使えるでしょう。
ふわふわ感を長持ちさせるための具体的な方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
新品タオルは使用前に洗って気持ちよく使い始めよう
新品のタオルは、一見キレイなように見えて、細かい糸くずやホコリ、糊などが残っていることがあります。また、繊維の状態が整っていないため、毛羽落ちもしやすい状態です。
そのため、使う前に一度洗っておくことで、清潔さや吸水性、使う際の快適さもぐんとアップ。たっぷりの水でしっかり洗って、気持ちよくタオルを使い始めましょう。
















